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【保険の見直しチェックシート完全版】定年前後に「なんとなく入ったまま」の保険を整理する手順

「保険料が毎月いくら出ているか、すぐに答えられますか?」

多くの方が答えられません。

保険は口座から自動引き落としされるため、食費や外食費と違って「払っている実感」が薄い支出です。気づけば月3万円、4万円と積み重なっていても、「なんとなく大丈夫なはず」という感覚のまま何年も過ぎていることが珍しくありません。

この記事では、保険の全体像を把握して「今の自分に本当に必要な保険だけを残す」ための手順をチェックシート形式でお伝えします。今すぐ書き込みながら使えます。


この記事を読むと分かること

  • 「なんとなく」保険が積み重なる構造的な理由
  • 今入っている保険を4つの目的で分類する方法
  • 60代前後に必要な保険・不要になった保険の判断基準
  • 見直しのチェックシート(6ステップ)
  • FP相談で何を確認すればいいか

なぜ保険は「積み重なる」のか

保険が気づけば何本にも増えている理由は3つあります。

理由① ライフステージごとに「その場の判断」で加入してきた

結婚して医療保険に入り、子どもが生まれて学資保険に入り、職場でがん保険の案内が回ってきて加入し、健康が気になってきた40代に3大疾病保険にも加入する。それぞれのタイミングで加入した理由はあります。しかし積み重なった全体を俯瞰すると、今の状況に合わなくなっているものが混在しています。

理由② 加入後に「見直す機会」がない

担当者が変わったり、連絡が途絶えると、内容を改めて確認しないまま何年も経ちます。ライフステージは変わっても、保険は加入当時のままです。

理由③ 口座引き落としで「見えにくい支出」になっている

食費は買い物のたびに金額を意識しますが、保険料は意識せず毎月出ていきます。合計金額を把握していない方が大多数であることには、この「見えにくさ」という構造的な理由があります。


保険の目的を4つに分類する

見直しの第一歩は「何のための保険か」を整理することです。保険の目的は大きく4つに分けられます。

分類目的主な保険の種類
A:死亡保障自分が亡くなったとき家族を守る定期保険・終身保険・収入保障保険
B:医療保障入院・手術の自己負担を補う医療保険・入院特約
C:病気保障特定の病気に備えるがん保険・3大疾病保険・特定疾病保障
D:積立・貯蓄将来のためにお金を積み立てる学資保険・養老保険・個人年金保険

同じ目的の保険が2本以上ある場合、その部分は保障が重複している可能性があります。保険金が2倍になるわけではないのに、保険料だけが2倍かかっている状態です。

この4分類が見直しのすべての出発点になります。

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チェックシート 6ステップ

以下を順番に進めてください。スキップせずに順番通りに行うことが重要です。


STEP 1:今入っている保険をすべて書き出す

所要時間:30〜60分

保険証券と通帳の引き落とし明細を手元に出してください。通帳の引き落とし欄に「生命保険」「〇〇生命」「〇〇共済」などと記載されているものがすべて対象です。

保険名・会社名月額保険料証券番号受取人証券の保管場所
  円
  円
  円
  円
  円
  円
  円
  円
合計**  円**

確認後のチェック:

□ 通帳の引き落とし項目をすべて確認した
□ 自分名義の保険だけでなく、配偶者の保険も含めた
□ 職場の共済・団体保険も含めた
□ クレジットカードからの引き落としも確認した(通帳に出ない場合あり)
□ 合計金額を初めて計算した

合計金額の目安:

生命保険文化センターの調査(参考値)では、世帯の年間保険料の平均は37〜40万円程度とされています。月換算で3万円台が一般的な水準です。これより大幅に多い場合は重複の可能性が高く、少なすぎる場合は必要な保障が足りていない可能性があります。


STEP 2:各保険の「目的」を確認する

所要時間:30分〜

STEP 1で書き出した保険それぞれについて、A〜Dのどの目的に当てはまるかを確認します。

保険名A死亡B医療Cがん・3大疾病D積立加入時の理由(覚えていれば)

この作業で確認すること:

□ 同じ目的(A〜D)の保険が2本以上ある分類はないか
□ 「加入した理由を覚えていない」保険が1本以上ある
□ どの分類か判断できない保険がある

「加入した理由を覚えていない」保険が出てきた方は多いと思います。それが見直しの第一候補です。


STEP 3:死亡保障(A分類)の必要性を確認する

所要時間:15分

死亡保障は「自分が亡くなったとき、残された家族が生活できなくなる」という状況に備えるものです。その状況が変化していれば、保障額を見直す必要があります。

以下の質問に答えてください。

【今の状況の確認】

□ 扶養している子どもがいる
□ 配偶者に収入・年金がない、または少ない
□ 住宅ローンの残債がある(団信に加入していない場合)
□ 事業の債務がある

→ チェックが多いほど死亡保障の必要性が高い
→ チェックがゼロまたは1つの場合:
  加入当時より死亡保障の必要性が下がっている可能性がある

60代前後の典型的な状況変化:

ライフステージの変化死亡保障への影響
子どもが独立扶養家族が減り、必要な死亡保障額が下がる
住宅ローン完済ローン残債のカバーが不要になる
配偶者が年金受給開始配偶者の生活費カバーが減る
退職金・老後資金が確保万が一の際の資産があるため、死亡保障の必要額が下がる

これらの変化が重なっている場合、加入当時と同じ保障額の死亡保険を払い続けることは過剰保障になっている可能性があります。

具体的な確認項目:

□ 保険金額(死亡時にいくら支払われるか)を確認した
□ 加入当時の家族構成・状況と今の状況を比較した
□ 「今の状況に合わせた必要額」が加入時より下がっていないか確認した
□ 月1万円以上の死亡保険を払っている場合、減額できないかを保険会社に確認する価値がある

STEP 4:医療保障(B・C分類)の重複を確認する

所要時間:20分

医療保障は最も「重複」が起きやすい分類です。以下のパターンを確認してください。

重複パターン①:医療保険とがん保険を両方持っている

医療保険の「入院給付」とがん保険の「入院給付」は、がんで入院した場合に両方から給付される場合があります。ただしどちらも「入院日数に対して日額いくら」という仕組みであれば、実質的に保障が重なっています。

重複パターン②:医療保険と3大疾病保険を両方持っている

心疾患・脳卒中で入院した場合に、医療保険と3大疾病保険の両方から給付が出るケースがあります。3大疾病保険は多くの場合、既存の医療保険の「特約」として追加できます。単独で加入している場合は割高になっていることがあります。

重複パターン③:職場の健康保険組合の付加給付

会社によっては、健康保険組合が自己負担の一部を補填する「付加給付」制度があります。この制度がある場合、民間の医療保険の給付と合わせると実際の医療費を大幅に超える給付になることがあります。退職後はこの制度が使えなくなるため、退職のタイミングで見直しが必要です。

確認項目:

□ B分類(医療保険)が2本以上ある場合、各保険の「給付の条件」が同じかどうかを確認した
□ C分類(がん・3大疾病)が独立して加入されているか、医療保険の特約かを確認した
□ 在職中に職場の付加給付制度があるかを確認した
□ 退職後も同じ民間保険の保障内容で問題ないかを確認した

医療保障を見直す際の注意点:

医療保険を解約して入り直す場合、健康状態によっては新しい保険に加入できないことがあります。既存の保険を解約する前に、新しい保険への加入を確認してから解約する順番が重要です。健康なうちに見直しを進めることが推奨される最大の理由はここにあります。


STEP 5:積立型保険(D分類)の解約返戻金を確認する

所要時間:保険会社への問い合わせを含めて数日

積立型・貯蓄型の保険は、解約する際に注意が必要です。

確認すべきこと:

確認項目確認方法
現時点での解約返戻金保険会社のコールセンターまたは明細確認
払込保険料の累計証券または問い合わせ
払込保険料と返戻金の差額(損益)上記2つの差
今後払い続けた場合の返戻率の推移保険会社に試算を依頼

判断の基本的な考え方:

返戻金が払込保険料を上回っている場合(返戻率100%超)でも、今後の払込期間の保険料を考慮したうえで解約の是非を判断します。返戻金が払込保険料を下回っている場合(元本割れ)は解約すると損失が確定します。

ただし「元本割れだから解約しない」という判断も正しいとは限りません。これ以上払い続けることで回収できるかどうかを数字で確認してから判断することが重要です。

確認項目:

□ D分類の保険について、保険会社に「現時点の解約返戻金」の試算を依頼した
□ 払込保険料の累計と返戻金の差額を計算した
□ 今後払い続けた場合の返戻率の推移を確認した
□ 解約・継続の判断を「返戻金の数字を見てから」行うことにした

STEP 6:定年後も払い続けられるかを確認する

所要時間:10分

見直しの最後に確認することは「定年後の収入(年金)で今の保険料を払い続けられるか」です。

計算シート:

項目金額
定年後の月収入(年金+その他)   円
月の保険料合計(STEP 1の合計)△   円
保険料が収入に占める割合   %

目安:

保険料が月収入の10%以内であれば、一般的に無理のない水準とされています。15%を超える場合は見直しの優先度が高くなります。

□ 定年後の年金収入の目安を計算した(ねんきん定期便または第2回の動画を参照)
□ 年金収入に対する保険料の割合を計算した
□ 割合が15%を超えている場合は、見直しを優先課題とした
□ 保険料が払えなくなってから慌てて解約するより、今のうちに整理する方が有利だと認識した

60代前後に残すべき保険・削れる保険の判断表

STEP 1〜6の確認を終えたら、以下の判断表を参考に整理してください。

残すことを検討する保険

保険の種類残す理由注意点
医療保険(入院・手術保障)年齢とともに入院リスクが増加する給付内容が今の医療に対応しているか確認(通院治療が増えている)
がん保険(通院保障付き)がんの治療が長期化・通院化している入院給付だけのがん保険は現在の治療実態に合わない場合がある
終身保険(小額)葬儀費用・遺族の当面の資金として保険料が払い続けられる金額かを確認
介護保険50代後半〜60代前半の加入が保険料が比較的安い公的介護保険との組み合わせで必要額を確認

見直し・削減を検討する保険

保険の種類見直す理由確認すること
死亡保険(高額)子どもの独立・ローン完済後は必要額が下がる受取人は誰か・何に備えているかを再確認
医療保険の重複同じ目的の医療保険が2本あるどちらの給付条件が充実しているかを比較
単独加入の3大疾病保険医療保険の特約として追加できる場合が多く、単独は割高になりやすい既存の医療保険に特約を追加できるかを確認
払済近い学資・養老保険子どもが独立済みで目的を終えている解約返戻金と今後の払込額を比較してから判断
職場の団体保険退職と同時に失効する退職後に代わりの保障が必要かを確認

見落とされがちな落とし穴

落とし穴① 職場の共済・団体保険は退職で失効する

職場の健康保険組合の団体保険や共済は、退職と同時に加入資格を失います。退職後も保障が続くと思い込んでいた方が、退職後に初めて気づくケースがあります。

退職の1〜2年前には、職場の保険の内容と「退職後はどうなるか」を確認しておくことを強くお勧めします。

落とし穴② 保険の見直しを保険会社の担当者だけに相談する

保険会社の担当者は自社の商品しか案内できません。保険を整理する目的でアドバイスを受けたい場合は、複数の保険会社の商品を比較できる「独立系FP」または「乗合型FP」への相談が適切です。

「保険を解約させる方向」のアドバイスは保険会社の担当者からは得られません。中立的な立場でのアドバイスが必要な場合は相談先を選ぶことが重要です。

落とし穴③ 健康状態が変わってから見直そうとする

健康状態によっては、新しい医療保険に加入できなかったり、保険料が大幅に上がることがあります。「今は健康だから保険は十分」という状態のうちに見直すことが、最も多くの選択肢を持てるタイミングです。健康状態が変わってから「やっぱり見直しておけばよかった」という後悔を防ぐためにも、定年前後の今が見直しの最適なタイミングです。


見直しを進める手順まとめ

今日から動けるよう、作業を3段階に分けました。

今日やること(30〜60分):

STEP 1の作業だけ完了させてください。通帳と保険証券を出して、今入っている保険をすべて書き出し、月額合計を出します。合計金額を初めて把握するだけで、今日の作業は完了です。

今週中にやること:

STEP 2〜3を進めてください。各保険の目的を確認し、死亡保障の必要性が変化していないかを確認します。加入した理由を覚えていない保険がいくつあるかを確認するだけでも、見直し候補が見えてきます。

今月中にやること:

STEP 4〜6を完了させてください。特に積立型保険(STEP 5)は保険会社への問い合わせが必要なため、早めに連絡しておきます。STEP 6で定年後の収入と保険料のバランスを確認し、見直しの優先順位を決めます。


自分の保険をプロに整理してもらいたい方へ

チェックシートを使って確認してみたけれど「どこを削っていいか判断できない」「保険証券を見ても内容が複雑で分からない」という方は、ファイナンシャルプランナーへの無料相談をご活用ください。

保険証券と通帳の引き落とし明細を持参するだけで、今の状況に合った保険の組み合わせを一緒に整理してもらえます。特定の保険会社に縛られない中立的な立場からのアドバイスが受けられます。

持参するもの: 保険証券(すべて)・通帳の引き落とし明細 所要時間: 60〜90分程度 費用: 無料

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本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨や個別の投資・税務・法務上の助言ではありません。具体的な判断はファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談ください。本記事はPRを含みます。


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