債務整理を検討している方にとって、ETCカードの利用可否は重要な懸念事項です。
借金を減らせるとしても生活に必要なETCが使えなくなるかもしれないとなると悩んでしまいますよね。
この記事では、債務整理とETCカードの関係、そしてその後の生活への影響について詳しく解説します。
この記事はこんな方におすすめ
- 債務整理を検討中でETCカードの利用が気になる方
- 自己破産後も高速道路を利用したい方
- ETCカードの代替手段を知りたい方
債務整理とETCカードの関係

債務整理を行うことでETCカードにどういった影響が出るかを手続き別でまとめました。
1. 債務整理後のETCカード利用可否
- 任意整理: 対象クレジットカードのETCカードは即時利用停止
- 個人再生/自己破産: 全てのETCカードが利用不可
- 例外: 対象外のクレジットカードに紐付くETCカードは暫定利用可能
2. 信用情報の影響期間
手続き種類 | ETCカード復活可能時期 |
---|---|
任意整理 | 完済後5年 |
個人再生 | 手続き後5~10年 |
自己破産 | 手続き後5~10年 |
債務整理後もETCを利用する5つの方法

債務整理をした後でもETCを使える方法を紹介します。
1. デポジット型ETCカード
- 事前預託金方式(5,000~20,000円)
- 審査不要で即日発行可能
- メリット: 確実に利用可能
- デメリット: 預託金が必要
2. デビットカード連動ETC
- 銀行口座と直結したETC
- 利用額が即時引き落とし
- 対応企業: 三菱UFJニコスなど
3. 家族カードの利用
- 配偶者や親のクレジットカードでETC発行
- 条件: 主契約者が信用情報に問題ないこと
4. レンタルETC
- カーシェアリングサービス併用
- 費用: 1回利用500円~
- 適応例: タイムズカーシェア
5. 現金精算
- ETCゲート通過後、30日以内に現金払い
- 手続き: 高速道路会社へ問合せ
ETCカード再発行の3つの注意点

- 信用情報確認のタイミング
- 高速道路会社が年1回与信審査を実施
- 任意整理後も更新時に利用停止になる可能性
- 社内ブラックリスト
- 過去に債務整理した会社からのETCカードは永久に不可
- 預託金の返還条件
- デポジット型は解約時に残高返還
- 手数料が発生する場合あり
種類別ETC利用比較表
方法 | 審査 | 費用 | 即時利用 | 備考 |
---|---|---|---|---|
デポジット型 | 不要 | 預託金必要 | ◯ | 最も確実 |
デビット連動 | 軽微 | 無料~ | △ | 口座残高注意 |
家族カード | 主契約者審査 | 無料 | ◯ | 人間関係に配慮 |
レンタル | 不要 | 都度払い | ◯ | 短期利用向け |
現金精算 | 不要 | 割引なし | × | 手続き煩雑 |
よくある質問
Q1. 自己破産後でもETC割引は受けられる?
A. デポジット型ETCカードなら割引適用可能です。
Q2. 任意整理中にETCカードを作る方法は?
A. 対象外のクレジットカードでETC発行(ただし更新時に停止リスク)。
Q3. デポジット型ETCで注意すべき点は?
A. 利用上限が預託金額までとなる点と、解約時の手数料に注意。
まとめ
債務整理後もデポジット型ETCカードなど5つの方法で高速道路を利用可能です。
信用情報の回復期間を考慮しつつ、自身の生活スタイルに合った方法を選択しましょう。
まずは弁護士に無料相談し、最適なETC利用戦略を立てることをおすすめします。